Regulation of Pre D-STAR Contest
プレ・D−STARコンテスト規約
D−STAR実用化実験参加局だけでなく、一般の局も参加可能
な「プレ・D−STARコンテスト」を実施します.目的は、D−S
TARデジタル無線機を使用した回線混雑時の実際の運用の様子を
調べるために行います.
将来、デジタルモードのコンテストとして
定着できるよう固い規約になっていますが、まず参加・運用して気
がついたことを気軽にご意見いただきますようお願いします.
コンテストに不慣れな方もいると思いますので,多少誤りのあるロ
グでも受け付けます.
(例えば,DVモードだけで運用する場合,日付,時刻,相手局のコールサ
イン,自局と相手局が使用したレピータの情報をいつものように記
録したログをお送りいただければ十分とします)
プレ・D−STARコンテスト規約
- 主催:
JARL東海地方本部、2エリアD−STAR協議会
- 期間:
平成16年7月3日(土)00:00〜平成16年7月19日(祝)24:00(JST)
- 参加資格:
日本国内の陸上で運用するアマチュア局およびSWLとします.
- 使用周波数帯・モード:
1200MHz帯、D−STARデジタル無線機で交受信可能な3
モード(DV、DD、FM)とします.
- 部門
- デジタル部門:DVまたはDDモードのみで交信した場合
- デジタル+アナログ部門:DVまたはDDモードに加えてFMモードでも交信した場合
- SWL部門:D−STARデジタル無線機を使用し、DV、DD、またはFMモードで受信した場合
オペレータはシングルオペに限る.交信(受信)は電信、電話、チャット、
ファイル交換等で行い、それらは区別しないことにします.
- 種目・コードナンバー:
種目名称 | コードナンバー |
デジタル部門 | DVDD |
デジタル+アナログ部門 | DVDDFM |
SWL部門 | SWL |
- 交受信相手:
- 日本国内の陸上で運用する局
ただし,交信(受信)は、少なくとも送受いずれかの局がD−STARデジタル無線機を
使用していることとします.
- 呼出し:
- 「CQ D−STARコンテスト」、「CQ DSTAR TEST」
D−STARデジタル無線機を使用している局は
「こちらはデジタル無線機使用局」、「DIGITAL」を適宜送
信してください.
- コンテストナンバー:
- レピータを使用しない交信:「RS(T)」
- レピータを使用した交信:「RS(T)」+「中継に使用したレピー
タ局コールサインの並び」
※「中継に使用したレピータ局コールサインの並び」は次のコールサインを中継経路順に並べたものとします.
- レピータ局とともに設置されているアシスト局の場合はレピータ局のコールサイン
- 単独で設置されているアシスト局の場合はアシスト局のコールサイン(現在存在していません)
例:JP2YGG局にアクセスし、JP2YGE局へ10GHz帯でアシス
ト中継、そしてインターネットを経由してJP3YHH局からJP3YHJ局へ10GHz
帯アシスト中継して交信した場合:
「JP2YGG-JP2YGE-JP3YHH-JP3YHJ」
(長いですが、添付のデジタルレピータ運用情報をもとに双方で中継経路を
確認し、受信コンテストナンバー欄に記入してください)
- 得点:
コンテストナンバーの交換が完全に行われた交信(受信)について次の得点とします.
- レピータを使用しない交信:1点
- レピータを使用した交信:中継に使用したレピータの数
例1:「JP2YGEレピータ」のみ使用した場合は1点
例2:中継に使用したレピータ局のコールサインの並びが「JP2YGG-JP2YGE-JP3YHH-JP3YHJ」の場合は4点
- レピータの使用・不使用に関わらずJARLが開設する次のコールサイン局との交信:10点
※同一局との交受信は、交受信日、モードもしくは中継に使用したレピータ
局コールサインの並びが異なればそれぞれ有効とします.
いろいろな組合せで交受信を試して下さい.
- マルチプライヤー:
- マルチプライヤー1:交信(受信)局が使用したデジタルレピータ局の数
- マルチプライヤー2:運用日数(サマリーシートの局種係数
の欄にマルチプライヤ3とともに記入)
- マルチプライヤー3:DDメール提出係数(サマリーシート
の局種係数の欄にマルチプライヤ2とともに記入)
注意:
- デジタルレピータ局を一切使用せず参加した場合は「マルチプライ
ヤー1」を1とします.
- マルチプライヤー3の「DDメール提出係数」は次の通りとします.
- DDモードによるインターネット中継で電子メールログを提出した場合:2
- DDモード以外によるインターネット中継でログを提出した場合を含め,上記以外の方法で提出した場合:1
- 総得点:
- (得点)×(マルチプライヤー1)×(マルチプライヤー2)
×(マルチプライヤー3)
- 禁止事項:
- デジタルモードが使用できない無線機を使用した局同士の交信(どちらか
がデジタルモードを使用できる無線機であれば可)
- アナログレピータを使用した交信(使用できるレピータはD
−STARデジタルレピータのみとします)
- 2波以上の電波の同時発射
- 総務省告示の「アマチュア業務に使用する電波の形式及び周
波数の使用区別」の逸脱
- 注意事項:
- 「DVモード」以外のモードでの交受信はログシートの備考欄に「DD」または「FM」と記入してください.
- コンテスト期間中の運用場所の変更は自由に行って良いもの
とします.
- 鉛筆書きによるログ・サマリーは書類不備扱いとします.
- サマリーシートの意見欄に、混信時の様子等、デジタル通信
における運用について気づいたことや感想を記入してください.
- 失格事項:
- 2部門以上に書類を提出した場合.
- 審査の結果、提出書類に明らかに虚偽の記載が認められる場合.
- この規約に定める事項に違反した場合.
- 書類提出:
- JARL制定のログ・サマリー、または同形式のものを使用
し、サマリーを一番上にし、左上をホチキスなどで留めてくださ
い(用紙はA4に限ります.旧B5様式は
使用できません).
- 電子メールで書類を提出する場合には、JARL主催コンテスト
の電子ログと同形式とし、添付書類ではなくメール本文に貼りつ
けてください.
- 多少の誤りがあってもログを受けます.1局でも交信したらぜひログを提出してください.
- ログ記入例(PDFファ
イル 73,233bytes)を参考にしてください.
- 締切:
平成16年7月31日(当日消印有効)
- 提出先:
- 郵送で送る場合:
-
〒470−0391 豊田北郵便局私書箱20号
JA2RL「プレ・D−STARコンテスト」係
(「コンテストログ在中」と朱書)
- 電子メールで送る場合:
- [email protected]
電子メールが到着すると自動的に返信メールが発送されますの
で確認してください.
- 表彰:
- 各部門ごとに上位局を表彰.
あわせてデジタルゾーンごとに上位局を表彰します.(デジタル
ゾーンは「関東」、「東海」、「関西」とします(東海はインターネッ
ト経由であっても1つのゾーンとみなします).
※表彰対象局はJARL会員に限ります
- 問合せ:
提出先までSASE、またはE-mail([email protected])
・ホームページ( http://isotope.iso.sccs.chukyo-u.ac.jp/tkitest/)で
デジタルレピータ運用情報
中継に使用したデジタルレピータのコールサインは下記のデジタルレピータ運用情報を参
考にしてください.
-------------------------------------------------------------------------
★デジタルレピータ運用情報(平成16年6月30日現在)
●関東ゾーン
住友不動産浜町ビル(東京都中央区日本橋浜町)(ゲートウェイ局 IP:10.0.0.5)------+
レピータ局(デジタルデータ):JP1YIU 10W 1290.250 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP1YIU 10W 1290.020 ←DVモード |
↑ ↓ |
(不通) |
↑ ↓ |
JARL事務局(東京都豊島区) |
レピータ局(デジタルデータ):JP1YIV 10W 1290.550 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP1YIV 10W 1290.060 ←DVモード |
↑ ↓ |
(不通) |
↑ ↓ |
スカイタワー西東京(東京都西東京市) |
レピータ局(デジタルデータ):JP1YIW 10W 1290.850 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP1YIW 10W 1290.080 ←DVモード |
↑ ↓ |
(不通) |
↑ ↓ |
電気通信大学(東京都調布市) |
レピータ局(デジタルデータ):JP1YIX 10W 1290.250 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP1YIX 10W 1290.020 ←DVモード |
|
|
●東海ゾーン1 |
|
名古屋工学院専門学校(名古屋市熱田区)(ゲートウェイ局 IP:10.0.0.7)-------+ |
レピータ局(デジタルデータ):JP2YGE 10W 1290.250 ←DDモード | |
レピータ局(デジタル音声) :JP2YGE 10W 1290.020 ←DVモード | |
↑ ↓ | |
↑ ↓ +---+----+-----+
↑ ↓ |インターネット|
名古屋第2赤十字病院(名古屋市昭和区) +---+----+-----+
レピータ局(デジタルデータ):JP2YGG 10W 1290.550 ←DDモード | |
レピータ局(デジタル音声) :JP2YGG 10W 1290.060 ←DVモード | |
| |
●東海ゾーン2 | |
| |
春日井市役所(愛知県春日井市)(ゲートウェイ局 IP:10.0.0.11)--------------+ |
レピータ局(デジタルデータ):JP2YGK 10W 1290.850 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP2YGK 10W 1290.080 ←DVモード |
|
|
●関西ゾーン |
|
アイコムならやま研究所(奈良市) |
レピータ局(デジタルデータ):JP3YHL 10W 1290.250 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP3YHL 10W 1290.020 ←DVモード |
↑ ↓ |
↑ ↓ |
↑ ↓ |
NTT西日本生駒中継所(大阪府東大阪市) |
レピータ局(デジタルデータ):JP3YHJ 10W 1290.550 ←DDモード |
レピータ局(デジタル音声) :JP3YHJ 10W 1290.060 ←DVモード |
↑ ↓ |
↑ ↓ |
↑ ↓ |
アイコム本社(大阪市平野区)(ゲートウェイ局 IP:10.0.0.9)----------------------+
レピータ局(デジタルデータ):JP3YHH 10W 1290.250 ←DDモード
レピータ局(デジタル音声) :JP3YHH 10W 1290.040 ←DVモード
アシスト局 :JP3YHI 2W
↑ ↓
↑ ↓
↑ ↓
ワールドトレードセンタービル(WTC)(大阪市住之江区)
レピータ局(デジタルデータ):JP3YHF 10W 1290.850 ←DDモード
レピータ局(デジタル音声) :JP3YHF 10W 1290.080 ←DVモード
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参考資料等
2004.06.29.(初版作成)
2004.06.30.(最終修正)
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